宿木」カテゴリーアーカイブ

宿木(1・2・3) 薫、帝の女二の宮と縁談話

宿木 あふけなく大御むすめをいにしへの人に似よとも思ひけるかな(与謝野晶子) 早蕨で匂宮が中の君を二条院へ移し入れたのがK25年春。宿木は1年遡ってK24年春から語り起されます。京を舞台での薫の縁談話からです。 p58- … 続きを読む

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宿木(4・5・6) 匂宮、六の君と結婚へ

p68-78 4.夕霧、六の君の婿に匂宮をと切望する  〈p52 こうした話を、夕霧の右大臣はちらりとお聞きになりまして、〉  ①夕霧の六の君   母は藤典侍 母の父は例の惟光。即ち六の君は惟光の孫(勿論源氏の孫でもある … 続きを読む

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宿木(7) 薫の追憶と今の心境

さて、連休も終りました。4日間源氏を離れすっかり充電できました。気分一新、まだまだ難関の宿木に挑みたいと思います。よろしくお願いします。 p78-86 7.薫大君を追懐しつつ中の君に同情し恋慕す  〈p60 薫の君も、「 … 続きを読む

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宿木(8) 薫、二条院に中の君を訪ねる

p86-98 8.薫、中の君を訪れ、互いに胸中を訴えあう  〈p66 夜が明けてくるにつれ、〉  ①女どちはしどけなく朝寝したまへらむかし、   →主人匂宮は公務で宮中泊り。中の君も女房たちも気を許して朝寝している。   … 続きを読む

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宿木(9・10・11・12) 匂宮・六の君 初夜

p98-108 9.薫、憂愁に堪え仏道に精進 女三の宮の不安  〈p75 薫の君はやはり、中の君の物腰の雰囲気や〉  ①薫 などて昔の人の御心おきてをもて違へて思ひ隈なかりけんと、悔ゆる心のみまさりて、   →薫の後悔と … 続きを読む

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宿木(13・14・15・16) 中の君の憂愁

p108-119 13.匂宮、中の君をいたわり慰める  〈p84 寝乱れた匂宮のお姿も、〉  ①寝たくれの御容貌いとめでたく見どころありて、、   →これはない。中の君には失礼千万。当然身なりを整え前夜も何ごともなかった … 続きを読む

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宿木(17・18・19) 匂宮・六の君 三日夜の儀

p120-127 17.匂宮と六の君の三日夜の儀盛大に催される  〈p93 宵を少し過ぎた頃、〉  ①三日夜 「夜いたう更けぬ」と女房してそそのかし申したまへど、いとあざれて、とみにも出でたまはず。   →匂宮は六の君と … 続きを読む

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宿木(20・21・22) 中の君、薫を招き入れる

p128-136 20.匂宮、六の君の容姿に魅せられる  〈p99 匂宮は、右大臣家の六の君の御様子を、〉  国宝源氏物語絵巻 宿木(二)の場面です。  ①匂宮の見た六の君   大きさよきほどなる人の、様体いときよげにて … 続きを読む

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宿木(23・24) 薫、二条院で中の君に迫る  

p136-148 23.中の君宇治への同行を願う 薫中の君に迫る  〈p106 中の君は、匂宮の冷たいお仕打ちの恨めしさなどは、〉 ①中の君 山里にあからさまに渡したまへと思しく、いとねんごろに思ひてのたまふ。   →中 … 続きを読む

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宿木(25) 匂宮、二条院へ 薫の残り香

p148-156 25.匂宮、中の君を訪れ、薫との仲を疑う  〈p114 匂宮は、二条の院へずいぶん御無沙汰したことを、〉  ①久しぶりに匂宮が二条院に帰ってくる。   →どれくらいご無沙汰だったのだろう。結構(2週間ほ … 続きを読む

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宿木(26・27) 匂宮の夜離れ、薫の横恋慕 中の君の悩み

p157-165 26.薫、執心を抑えて、中の君をよく後見する  〈p122 薫の君は、こうして匂宮が二条の院に〉  ①匂宮が二日も中の君の所に居続けている。   中納言の君は、かく、宮の籠りおはするを聞くにも、心やまし … 続きを読む

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宿木(28・29) 浮舟の語り出し

p166-180 28.薫、中の君と対面、思いを抑えて語り合う  〈p129 薫の君も、どうしても恋心をこらえられず、〉  ①薫、またしても二条院中の君の所へ   中の君「いとなやましきほどにてなん、え聞こえさせぬ」   … 続きを読む

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宿木(30・31・32) 薫、宇治を訪問 弁の尼と語る

p180-188 30.薫、宇治を訪れて弁の尼に対面する  〈p140 薫の君は、宇治の山荘を、〉  ①K25年9月20余日 薫、宇治を訪れる。   いとどしく風のみ吹き払ひて、心すごく荒ましげなる水の音のみ宿守にて、人 … 続きを読む

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宿木(33・34・35) 浮舟の出自

p188-196 33.薫、浮舟について聞き知り弁に仲介を頼む  〈p146 さて、話のついでに、〉  ①弁から浮舟の事が詳しく語られる。キチンと頭に入れておきたい。   弁「京に、このごろ、はべらんとはえ知りはべらず。 … 続きを読む

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宿木(36・37・38・39・40) 中の君の出産近づく

p196-208 36.匂宮、中の君と薫の仲を疑い、情愛深まる  〈p153 ほとんど草の枯れはてている前庭の〉  国宝源氏物語絵巻 宿木(三)の場面です。  ①匂宮と中の君@二条院 晩秋の景色   枯れ枯れなる前栽の中 … 続きを読む

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宿木(41・42・43・44) 中の君、男子を出産 

p209-217 41.中の君男子を出産 産養盛大に催される  〈p162 ようようのことでその明け方に、〉  ①やっと中の君男子を出産   からうじて、その暁に、男にて生まれたまへるを、宮もいとかひありてうれしく思した … 続きを読む

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宿木(45・46) 薫、中の君を訪ね若君を抱く

p218-229 45.薫、中の君を訪ね、若君に対面する  〈p167 薫の君御自身も、いつものように、〉  ①性懲りもなく薫は匂宮の留守を狙って中の君を訪れる。   →さながらストーカー行為である。  ②薫「心にもあら … 続きを読む

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宿木(47・48) 薫、宇治で浮舟を垣間見

p229-238 47.薫、女二の宮を迎えても、なお大君を追慕  〈p47 その日の夜になって、女二の宮を宮中から、〉  ①藤壷の宴の翌日夜に女二の宮、薫の三条宮にお輿入り   牛車の数がすごい 女二の宮の乗る廂の御車以 … 続きを読む

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宿木(49・50) 薫、浮舟との運命的出会いに感じ入る

p238-244 49.薫、弁の尼と対面 浮舟の容姿に感動する  〈p184 尼君は、こちらの薫の君にも、〉  ①弁が浮舟の所へ行って女房と話をする。その様子を薫は垣間見続けている。   まことにいとよしあるまみのほど、 … 続きを読む

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宿木 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

宿木のまとめです。 和歌 97.また人に馴れける袖の移り香をわが身にしめてうらみつるかな     (匂宮)   匂宮・中の君・薫 トライアングル 98.やどり木と思ひいでずは木のもとの旅寝もいかにさびしからまし     … 続きを読む

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