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明石(1・2) 春の嵐続く
「明石」わりなくもわかれがたしとしら玉の涙をながす琴のいとかな(与謝野晶子) さて明石の巻、「明石物語」の始まりです。不思議な運命の物語です。須磨に落ちてきて丁度一年、舞台が明石に移り暗かったストーリーがぐっと明るくなる … 続きを読む
明石(3・4) 桐壷院夢枕へ → 入道の迎えで明石へ
p112 – 122 3.風雨静まる、父桐壷院源氏の夢に見える 〈p100 ようやく風がおさまり、〉 ①ようやく嵐が過ぎる。皆ホッと胸をなでおろす。海人たちも寄ってきてさへづりあへる。よくぞ鎮めてくださっ … 続きを読む
明石(5・6・7) 明石到着 入道のこと
p122 – 130 5.入道の住いの風情、都に劣らず 〈p107 明石の浜の景色は、〉 ①明石の様子。須磨より人が多い。 岡辺の宿(高台)に明石の君、浜の館(浜辺)に入道と源氏 ②入道邸の豪華 … 続きを読む
明石(8・9) 源氏、入道との語らい
p130 – 144 8.初夏の月夜、源氏琴を弾き、入道と語る 〈p113 四月になりました。〉 ①G27年3月 災いの3月 → 新生の4月へ 衣更えの季節 ②あはと見る淡路の島のあはれさへ残るくまな … 続きを読む
明石(10・11・12) 源氏 vs 明石 恋のかけひき
p144 – 154 10.源氏、入道の娘に文を遣わす 娘の思案 〈p123 入道は願いがどうにか叶えられたという気がして、〉 ①源氏が明石の君に粋を尽くした和歌を贈る。(どんな返歌が来るか期待いっぱ … 続きを読む
明石(13) 源氏、明石の君と契る
さて、明石の巻最大の名場面です。 p154 – 160 13.八月十二、三日の夜、源氏、入道の娘を訪う 〈p133 入道は内々吉日を占わせて、〉 ①G27年8月12、13日 仲秋の名月のちょっと前 月 … 続きを読む
明石(14・15・16) 明石の君、懐妊 源氏帰京の宣旨下る
p160 – 168 14.都の紫の上に明石の君のことをほのめかす 〈p138 二条の院の紫の上が、〉 ①紫の上に明石での出来事をほのめかす(告白する) →黙ってりゃいいものをと思うのだがそれで … 続きを読む
明石(17・18) 源氏、明石を発つ
p168 – 180 17.源氏、明石の君と琴を弾き別れを惜しむ 〈p145 御出発はいよいよ明後日という日になって、〉 ①別れを前に明石の君としみじみ語らう。 さやかにもまだ見たまはぬ容貌など … 続きを読む
明石(19・20・21) 源氏、二年半ぶりに帰京
pp180 – 186 19.源氏帰京して、権大納言に昇進する 〈p156 源氏の君は、難波のほうに〉 ①難波でお祓いをし住吉神社に報告の使いを出して京へ直行する。 ②二条院へ到着。紫の上と2年半ぶりの … 続きを読む
明石 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括
明石のまとめです。 和歌 25.ひとり寝は君も知りぬやつれづれと思ひあかしのうらさびしさを (明石の入道) 入道の源氏への想い 26.秋の夜のつきげの駒よわが恋ふる雲居をかけれ時のまも見ん (源氏) 明石の君 … 続きを読む