京都旅行を終えて

参加者各位の熱意と思いやりで予定通り無事京都旅行を終えることができました。厚くお礼申し上げます。概ねお天気にも恵まれ紅葉も盛りは過ぎていたとはいえ未だ十分に見応えがありました。貸し切りの宿では心ゆくまで源氏物語を語り合うことができました。取分け配役決定会議では議論が白熱しました。一生の思い出です。

写真、配役表は内輪のネットで回し合うとしてここでは旅の記録を一口メモとしてアップしておきます。

1日目 晴れ 風やや強し
 ①JR宇治駅前集合
 ②平等院 - リニューアルオープン。極楽浄土への憧れが随所に見られた。
 ③宇治川べりで昼食 - 浮舟遊膳 ゆっくりお話し&食事
 ④急流をながめ対岸へ
 ⑤興聖寺 - 琴坂を上る。曹洞宗の寺院、本堂には入れず。浮舟の古跡見つからず。
 ⑥宇治神社&宇治上神社 - 寝殿風屋根の本堂が珍しい。
 ⑦与謝野晶子の源氏歌 歌碑
 ⑧源氏物語ミュージアム - 浮舟の人形劇を見る。よくできている。
 ⑨三室戸寺 - 与楽園(躑躅と紫陽花で有名)は見どころあった。浮舟古跡工事中で見れず。
 ⑩京町屋 仕出し弁当&お酒 配役会議で大盛り上がり。楽しかった。
 
2日目 快晴 穏やかな小春日和
 朝食はお雑煮セット(黍餅と米餅)
 ①京都御所 - 丸1時間ガイド氏の詳しい説明を聞きながら見学。紫宸殿・清涼殿。
 ②廬山寺 - 源氏庭で紫式部を偲ぶ。
 ③寺町通りのおそば屋で昼食 (新島襄旧宅、定家京極邸跡)
 ④大覚寺・大沢池・名古曾の滝跡 - 観光客馴れした大刹
 ⑤清凉寺 - お坊さんに説明を受けた。「三国伝来生身釈迦如来」、仏像内に五臓六腑。
 ⑦野宮神社 - 黒木の鳥居。源氏と御息所の別れの場所なのに「縁結びの神」とは?
 ⑧亀山公園 展望台 - 保津川~嵐山の眺めは素晴らしかった。
   周恩来記念碑 - 探してやっとありましたねぇ。。
 ⑨南座 まねき看板 - 初めて見ました。あの文字、勘亭流って言うんですね。
 ⑩祇園 割烹で夕食 - 料理もお酒もおもてなしもさすが祇園、奮発してよかったです。
 ⑪男性は宿付近の銭湯へ - 何年ぶりだろう。430円+石鹸20円+シャンプー30円

3日目 あいにくの雨 さほどではないが時折強し 寒い
 朝食は栗おこわ&松茸のお吸い物
 ①石清水八幡宮 - ケーブルで。源氏物語の香りは殆どない。マッサンの山崎。

  ここで解散、それぞれ帰途に。

 以下、私と青玉さんは万葉さんの案内で海石榴市~長谷寺へ
 ②海石榴市 - 長谷寺への細い古道が続く、右近、玉鬘邂逅の地
 ③長谷寺 - 雨の中じっくり見学。大観音拝観、そして何と言っても二本の杉。

京都旅行につき感想やら記録やら何でも書き込んでおいてください。

【追記】
 各自一首づつ詠みましょうという呼びかけは次回(12月10日)アップします。予め考えておいてください。。

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2 Responses to 京都旅行を終えて

  1. 青玉 のコメント:

    夢のような楽しい旅行から早一週間。
    初めてづくしの経験にワクワクドキドキでした。
    先ず初めてお会いする方々がほとんど、出あいにときめき京町家の宿や初体験の祇園に興奮し見どころ満載の源氏旅は生涯の記念すべき想い出になりました。
    今までの通りすがりの見学とは異なりかなり説明や下調べなどもあり有意義な源氏の故地巡りでした。
    私にとってほとんどが初めて訪れる場所は新鮮でもあり感動でもありました。
    名残りの紅葉も素晴らしく期待を裏切らないものでした。
    こうやって清々爺さんの一口メモの旅の記録があるのは記憶の助けになり有り難いことです。
    個人的にはそれぞれの旅行記を記憶なり記録に出来ればと思います。
    私なりに印象に残るのはやはり御所でしょうか。
    詳しい説明を受けたのは初めてでしたから。
    それと大覚寺、規模と言い内容と言いさすが門跡。
    名古曾の滝跡にはちょっとがっかりでした。
    でもここが有名な公任に詠まれた滝跡かと思えば何やら有り難く思えてくるから不思議です。
    昨日のhodakaさんの句はわが思いを表現してくれてなかなか良いなと思いました。
    源氏ミュージアムの人形映像はとてもよく出来ていました。
    特に人形の動き、さすがホリヒロシ。
    表情や動きから伝わる情感は人形とは思えないほど見事なものでした。
    それぞれの人形の目の動きに力を感じました。
    松尾さんからいただいた和歌絵本の22帖玉蔓は長谷寺の絵でした。
    万葉さんの案内で長谷寺を訪れたのですぐにピンときました。
    これも現地を体験したからこそで今回の旅の締めくくりとして大変印象に残るものでした。
    みなさまありがとう!!

    追記
    次回、各自一首ずつ和歌を読む際に私の和歌集から一首好きなものを取り上げて置いてください。
    いつになるか解りませんが「かな書」に挑戦してみます。

    • 清々爺 のコメント:

      ありがとうございます。

      初対面の方も多かったのに(私自身も青玉さんとは初対面でした)瞬く間に親密になり楽しく旅をすることができました。2年余にわたり源氏物語をいっしょに読んで感想を述べ合ってきたからこそでしょう。行く先々、物語を思い出しながら色々お話することができてよかったです。改めて源氏物語のコンテンツの濃さを思い知りました。

      私もナンバーワンは御所でした。紫宸殿、南庭。左近の桜、右近の橘(手入れ中でしたね)。花の宴の朧月夜、紅葉賀の藤壷中宮が思い浮かびました。

      青玉源氏物語和歌集のかな書き(変体仮名なんですね)への挑戦、明確な目標でいいですね。私も一つ選んでご連絡します。
      (先日=11.28 推敲された部分は修正済みでアップされています)

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