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「橋姫」カテゴリーアーカイブ
橋姫(1・2) 宇治十帖の冒頭 ‐ 古宮おはしけり。
橋姫 しめやかにこころの濡れぬ川霧の立ちまふ家はあはれなるかな(与謝野晶子) さて、宇治十帖です。「ここから新しい話が始まる」と考えるのがいいと思います。前篇からの時の流れと主要登場人物についてしっかり頭に入れておくこと … 続きを読む
橋姫(3・4) 八の宮の来歴
p172-177 3.春の日、宮と姫君たち、水鳥によせて唱和 〈p88 春のうららかな日ざしに、〉 ①春の日姫君たちに琴を教え、池の水鳥によせて歌を唱和する。 八の宮 うち棄ててつがひさりにし水鳥のかりのこの世に … 続きを読む
橋姫(5・6) 八の宮宇治へ移る。阿闍梨登場
p177-184 5.宮邸炎上し宇治に移住 阿闍梨に師事する 〈p92 そうこうするうちに、〉 ①かかるほどに、住みたまふ宮焼けにけり →八の宮邸が京のどこにあったかは不詳 ②宇治に持っていた別荘に移り住む。 … 続きを読む
橋姫(7・8) 薫、八の宮を法の友として宇治に通う
p184-192 7.阿闍梨、院の使者を案内し八の宮に面会す 〈p97 冷泉院は、「心うたれるような結構なお暮らしぶりを、〉 ①冷泉院が阿闍梨をして八の宮に文を届けさせる。 冷泉院 世をいとふ心は山にかよへども八 … 続きを読む
橋姫(9・10) 薫、宇治山荘へ。姫たちを垣間見。
p192-200 9.晩秋、薫、八の宮不在の山荘を訪れる 〈p103 秋も終わりの頃になりました。〉 ①K22年9月下旬 八の宮は阿闍梨の寺へ7日間の勤行念仏に出かけて宇治には不在 そうと知らず薫が久しぶりに … 続きを読む
橋姫(11・12) 薫、大君と対面 弁、昔を語り始める。
p200-210 11.薫、大君と対面、交誼を請うも大君応ぜず 〈p110 姫君たちは、まさかそんなふうに見られてしまっていたとは〉 ①薫に姿まで見られたとは思わない姫たち。でも演奏を聞かれたのを恥ずかしく思う。 … 続きを読む
橋姫(13・14) 薫、大君と歌を贈答
p210-216 13.薫、弁の昔語りに不審をいだき再会を約す 〈p116 薫の君は、何とも不思議で、〉 ①巫女(かんなぎ)神に仕え、神楽を奏して神慮をなだめ、また、神意を伺い、神おろしを行いなどする人。男を「おかん … 続きを読む
橋姫(15・16) 薫、匂宮に宇治の姫たちのことをご注進
p216-228 15.薫帰京の後 宇治と文通 匂宮に告げ語る 〈p121 京に帰ってからも、〉 ①舞台は京に移る。帰京した薫。宇治では思わぬことに遭遇した。 思いかけず姫たち(大君・中の君)を垣間見、大君と歌を … 続きを読む
橋姫(17・18) 薫、弁から出生の秘密を聞く
p228-238 17.薫、弁に対面、柏木の遺書を手渡される 〈p130 さて、その夜明け方、〉 ①明け方になり八の宮は朝の勤行に、絶好の機会、弁を呼びつける。 弁は60才前、老女である。柏木密通は22年前のこと … 続きを読む
橋姫 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括
橋姫のまとめです。 1.和歌 89.橋姫の心を汲みて高瀬さす棹のしづくに袖ぞ濡れぬる (薫) 大君に想いを 90.命あらばそれとも見まし人知れぬ岩根にとめし松の生ひすゑ (柏木) 紙魚・黴、、衝 … 続きを読む