澪標」カテゴリーアーカイブ

澪標(1・2・3) 朱雀帝→冷泉帝 源氏復権

「澪標」みをつくし逢はんと祈るみてぐらもわれのみ神にたてつるらん(与謝野晶子)  さて澪標の巻、明石の巻からの続きで京に戻った源氏が復権し昇りつめていく基盤が固められる様が描かれます。ポイントも多く興味深い巻だと思います … 続きを読む

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澪標(4・5・6) 明石の姫君誕生

明石物語が展開されます。 p201 – 210  4.予言どおり、明石の君に女子誕生  〈p173 そういえば、あの明石で悪阻に悩まされ、〉  ①使いがもたらした次の言葉が物語の方向を決定づける。   「十六 … 続きを読む

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澪標(7・8) 紫の上の心境 五十日の祝い

p210 – 219 7.源氏、明石の君のことを紫の上に語る  〈p181 紫の上には、これまで明石の君のことをほとんど〉)  ①さて紫の上に事態をどう説明するのかしないのか。どう対処するのか。  ②源氏は基 … 続きを読む

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澪標(9・10・11) 源氏・明石の君 住吉詣で

p220 – 237 9.源氏、花散里を訪問 五節、尚侍を思う  〈p189 こうして、紫の上の御機嫌をおとりになるのにまぎれて、〉  ①五月雨の候となると花散里が登場する。須磨の時のやりとりの後日談。    … 続きを読む

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澪標(12・13) 六条御息所 必死の遺言・死去

六条御息所との関わりで重要場面です。 p238 – 251 12.源氏、帰京した六条御息所の病を見舞う  〈p205 そういえば、あの伊勢の斎宮も〉  ①伊勢に居た六条御息所&斎宮、朱雀帝の譲位に伴い帰京して … 続きを読む

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澪標(14・15) 前斎宮入内への密議

p252 – 258 14.前斎宮の悲しみの日々と朱雀院の執心  〈p216 はかなく過ぎてゆく月日につれて、〉  ①前斎宮はこれまで20年間ずっと母御息所といっしょだった。母一人娘一人で。その母が亡くなった … 続きを読む

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澪標 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

澪標のまとめです。 和歌 27.みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐり逢ひけるえには深しな     (源氏)  住吉、明石の上との回合 28.降りみだれひまなき空に亡きひとの天かけるらむ宿ぞかなしき     (源氏)  … 続きを読む

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