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蛍(1・2) 源氏の懸想に悩む玉鬘

「蛍」身にしみて物を思へと夏の夜の蛍ほのかに青引きてとぶ(与謝野晶子) 胡蝶の巻から一ヶ月後のG36年5月 五月雨・ホトトギス・あやめの季節に入っている。 p90 -94 1.源氏の懸想ゆえに、玉鬘大いに困惑する  〈寂 … 続きを読む

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蛍(3・4) 蛍火に浮かぶ玉鬘

p94 – 102 3.源氏、蛍火により宮に玉鬘の姿を見せる  〈p13 源氏の君はどうだっていいのに、〉  ①源氏演出の妖艶蛍ショー  ②そらだきもの心にくきほどに匂はして、   内よりほのめく追風も、いと … 続きを読む

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蛍(5・6) 五月五日 あやめの歌の贈答

p102 – 105 5.五月五日、源氏、玉鬘を訪問 美しい容姿  〈p20 五月五日には、源氏の君は、〉  ①五月五日 端午の節句    菖蒲を葺く 菖蒲は男子に縁起のいい植物でこれを軒などにさす風習    … 続きを読む

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蛍(7・8) 五月五日 馬場の競射

p106 – 112 7.六条院において、馬場の競射を催す  p23〈源氏の君は、花散里の君のお部屋にも顔をお出しになりました。〉  ①五月五日 宮中右近衛府の騎射の行事(流鏑馬みたいなものか)これを六条院で … 続きを読む

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蛍(9・10) 玉鬘を相手に物語論

p112 – 122 9.玉鬘、物語に熱中する 源氏の物語論  〈p28 長い梅雨が例年よりしつこく降りつづき、〉  さて有名な物語論です。  ①長雨例の年よりもいたしくして、晴るる方なくつれづれなれば、   … 続きを読む

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蛍(11・12) 源氏・夕霧父子と頭中・柏木父子

p122 – 128 11.源氏、夕霧の扱いに配慮 夕霧恥を忘れず  〈p37 源氏の君は、御長男の夕霧の中将を、〉  ①夕霧15才 四位で中将になっている。当然ながら順調な昇進。  ②普段花散里の夏の町に住 … 続きを読む

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蛍 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

蛍のまとめです。 和歌 49.声はせで身をのみこがす蛍こそいふよりまさる思ひなるらめ      (玉鬘)  蛍のシルエットショー 50.その駒もすさめぬ草と名にたてる汀のあやめ今日やひきつる      (花散里) 好まし … 続きを読む

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