帚木」カテゴリーアーカイブ

帚木(1) 帚木3帖の冒頭

「帚木」中川の皐月の水に人似たりかたればむせびよればわななく(与謝野晶子) 第二巻「帚木」です。帚木・空蝉・夕顔の3帖はまとめて「帚木3帖」とも呼ばれます。桐壷-若紫-紅葉賀と続く「紫のゆかり」系とは別に書かれ後から挿入 … 続きを読む

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帚木(2・3) 雨夜の品定め 中の品論

「雨夜の品定め」について  内容のことはともかくこの言葉は有名です。長雨の宮中で源氏と頭中、そしてその取巻きが女性のことを語り合う。年頃の男同士、多少とも女性経験で先行している者は先輩面して「オレはこんなこと知ってるんだ … 続きを読む

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帚木(4~9) 左馬頭の力説

p78 – 110 左馬頭と式部丞、二人ともここだけに出てくる人物。源氏・頭中の取り巻きで女性関係でも先輩格。この二人が(特に左馬頭)面白おかしく経験談を語るというところです。ポイントだけおさえて後は左ページ … 続きを読む

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帚木(10) 頭中の体験談 内気な女=夕顔

雨夜の品定めで語られる体験談、その内この段だけは物語に深く繋がるので面白いし重要です。 p110 – 116 10.頭中将の体験談-内気な女  〈p87 「わたしは、ひとつ馬鹿な男の話をしましょう」〉  ①第 … 続きを読む

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帚木(11・12) 式部丞の体験談 左馬頭の総括

「雨夜の品定め」の括りの部分です。 p116 – 125 11.式部丞の体験談 - 博士の娘  〈p91 頭の中将が藤式部の丞に向かって、〉  ①ここまで黙っていた式部丞が急かされて発言する。嘘とも真ともつか … 続きを読む

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帚木(13) 左大臣邸の様子 葵の上

さて、ここからが面白い。始まり!始まり!ってところです。 p125 – 126 13.品定めの翌日、源氏、左大臣邸へ退出  〈p98 ようやく、今日は雨もやみ、〉  ①宮中→左大臣邸へ 左大臣の下にもおかない … 続きを読む

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帚木(14) 方違え 紀伊守邸へ

p126 – 134 14.源氏、紀伊守邸へ方違えにおもむく  〈p100 暗くなる頃に、女房が、〉 (紀伊守邸:場所要チェック。土御門殿・法成寺のあたり。賀茂川に近い)  ①ここからの紫式部の筆使い、溌剌と … 続きを読む

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帚木(15) 空蝉とコトに及ぶ ♡♡

p135 – 146 さて、源氏物語最初の官能場面です。(一度目の時はその昔「チャタレイ夫人の恋人」を英語で読んだ時のことを思い出しながらワクワクして読みました) 15.方違えの夜、源氏、空蝉と契る  〈p1 … 続きを読む

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帚木(16・17) 小君のこと 頑ななる空蝉

p147 – 159 16.源氏、小君を召して文使いとする  〈p118 この頃は源氏の君は左大臣邸にばかりおいでになります。〉  ①小君、何才であろうか。10才くらいか。   こう言う子役的な使い方、紫式部 … 続きを読む

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帚木 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

帚木のまとめです。 和歌 3.「帚木の心をしらでその原の道にあやなくまどひぬるかな」    (源氏) 4.「数ならぬ伏屋に生ふる名のうさにあるにもあらず消ゆる帚木」    (空蝉) 名場面 4.「長雨晴れ間なきころ、内裏 … 続きを読む

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