帚木 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

帚木のまとめです。

和歌
3.「帚木の心をしらでその原の道にあやなくまどひぬるかな
   (源氏)

4.「数ならぬ伏屋に生ふる名のうさにあるにもあらず消ゆる帚木
   (空蝉)

名場面
4.「長雨晴れ間なきころ、内裏の御物忌さしつづきて、、、」
   (p70 雨夜の品定め)

5.「暁に御迎へにものせよ
   (p140 方違え、空蝉との契り)

[「帚木」を終えてのブログ作成者の感想]

10月も今日で終わり、「桐壷」と「帚木」を終えました。まだまだ僅か24分の1です。この二つの巻は帚木の最後の場面を除き物語としてはあまり面白くないと感じられるかもしれません。でも源氏物語がどんなテーマで何を語ろうとしているのかが散りばめられているので興味は深まったのではないでしょうか。

テキストの使い方、読み方、朗読の活用法などなどマイメソッドもできてきたでしょうか。読んでいくポイントも色々あると思います。是非「源氏物語ワンダーランド」で日々遊んでください。

私のコメントは相変わらずでまとまりがありませんが、どうもこれ以上は無理だと思います。何度もお願いしていますがこの欄で談義を発展させていくのが一番だと思います。キチンとフォローできてない方もここぞと思うところ、思いついたところでは是非何でも書き込んでください。

11月は「空蝉」と「夕顔」です。17才源氏の爆走が続きます。面白いですよ。

(方違えでもないのにしばらく留守にしてましたが昨日戻りました。書斎での時間を増やして予定原稿作成に取り組もうと思っています)

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8 Responses to 帚木 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

  1. 青玉 のコメント:

    24分の1ですか、気が遠くなりそうです。
    でも一巻一巻じっくり読み進めるのは或る意味、楽しみでもあります。
    このニ巻はプロローグとして結構楽しみました

    テキストは書き込みだらけで別冊ノートは和歌やらメモやら乱雑でまとまりなく整理が必要な状態です。
    家の整理も苦手だけどノートの整理も下手です・・・関連してるのかしら?

    次の「空蝉」期待してます。
    ただコメントにはもっと多くの方に参加してほしいですね。清々爺さん。
    髭白の大将さん、ニ三さん、凛の君さん、進の君さん、よろしくお願いします。

    • 清々爺 のコメント:

      まだ序の口ですが、ペースに乗って残り少なくなってくるともっと続いて欲しいなという気になってきますから。

      いつもながらの応援演説ありがとうございます。渓山宗匠にも言っておいてください。

  2. 青玉 のコメント:

    そうそう、本当にそうなんですよ。
    実は平家物語が巻11に入り年内に平家灌頂巻で総集して完了なんですよ。
    もう寂しくて講師に皆が継続をお願いしました。
    それで来年は角度を変え人物に焦点を当てての講義が始まります。
    皆が作り上げていく講座でとても気に入っています。

  3. ハッチー のコメント:

    今年1月より読み始めまして、これが2回目のコメントです。
    言われているように、源氏物語は易しい文章ではないので、読んでいるというよりも現代語訳と読み比べて苦戦しているのが実態に近いようです。それでも用語集も古文辞典も多用しています。清清爺や皆さんのブログ上のコメントも折々に見ながら楽しく読み進んで行くのが理想なのですが、時代背景や古文の教養がないのと、何とかできるだけ早く皆さんの巻まで追いつきたいという気持ちから、淡々と読み進んでいます。
    これまでは、桐壺も帚木も退屈せず、すべてのページを興味深く読めました。少し懐かしい文章のリズムのようなものが感じられたり、一つの文章(○から○まで)の中で主語が変わっていて?戸惑わされたり、古文など高校生の受験勉強以来58年ぶりの挑戦ですので、苦戦をしていますが、少しハマってきています。
    これから読む次巻、空蝉が楽しみです。読み終えたらまたコメントさせてください。

    • 清々爺 のコメント:

      コメント拝誦しました。

      私が初めて源氏物語に挑戦し悪戦苦闘していた4年前を思い出しました。やはり誰もが同じ心境なんだなと思いました。

      読み方としてはそれでいいと思います。興味深く読めておれば言うことなしですよ。ペースもいいじゃないですか。序章の桐壷と一般論の雨夜の品定めを過ぎ、空蝉が登場してぐっと面白くなったと思います。これで「空蝉」「夕顔」そして本ストーリーの「若紫」まで来ればもうやめられなくなりますから。もう少しの辛抱です。ガンバレ!ハッチー!

    • 清々爺 のコメント:

      追加のコメントです。

      おっしゃる通り源氏物語の文章はだらだらと長く途中で主語が変わったりして大変です。区切りを入れたり主語を補ったり心内語の部分を『』でくくったりしてなるべく自分に読みやすいように工夫するのがいいと思います。

      またお気づきの通り文章にリズムや調子があると思います。そこで是非式部さんの朗読を活用されることをお勧めします。区切りや段落のつけ方は勿論、会話の部分なんかも抑揚をつけて読まれていますので大いに参考になると思います。単語一つ一つに拘らず全体の調子に馴れるようにするのがいいと思います。

  4. ハッチー のコメント:

    清々爺
    コメントと暖かい励ましの言葉ありがとうございます。やはり一人だけでは読み切れそうにない思いですが、こうしてアドバイスをもらえると続けられそうです。『』など付けて読んでいきます。今後ともよろしくお願いします。

    式部さんの朗読ですが、非常に興味はあるのですが、文章の解読に精一杯で今はその余裕が出て来ません。たとえ聞いても、リズムや調子を楽しむまでには程遠いので、ご猶予を。

    • 清々爺 のコメント:

      そうですね。あれもこれもは無理かもしれません。私も最初は寂聴さんをサッと読み後はひたすらテキストでした。その内余裕が出てきたらでいいでしょう。

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