投稿者「清々爺」のアーカイブ

初音(3・4) 元日は明石の君方で泊る

p16 – 26 3.源氏、玉鬘を訪れ、明石の御方に泊る  〈p249 明石の姫君のほうへお越しになりますと〉  ①紫の上との年賀を終え源氏は方々の巡回へ、先ずは明石の姫君の所へ   実母明石の君からの歌が来 … 続きを読む

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初音(5・6) 二条東院にて末摘花と空蝉

p26 – 39 5.源氏、二条東院に末摘花と空蝉を訪れる  〈p258 こうした年賀の客の賑やかな厩や車の音も、〉  六条院に続いて二条東院の女君の所へ(末摘花と空蝉)  ①末摘花=仮名のよろづの草子の学問 … 続きを読む

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初音 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

「初音」のまとめです。 和歌 45.うす氷とけぬる池の鏡には世にたぐいなきかげぞならべる    (源氏)  六条院の新春、源氏最盛期   46.年月をまつにひかれて経る人にけふ鶯の初音きかせよ    (明石の君) 4年も … 続きを読む

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胡蝶(1) 春の町での遊宴(物語中NO.1)

「胡蝶」盛りなる御代の后に金の蝶しろがねの鳥花たてまつる(与謝野晶子) p44 – 53 1.春の町の船楽 人々、玉鬘に心を寄せる  〈寂聴訳巻四 p270 三月の二十日あまりの頃、〉  ①初音(G36年正月 … 続きを読む

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胡蝶(2・3) 秋の町での法会・玉鬘物語の始まり

p54 – 60 2.中宮の季の御読経 紫の上春秋競べに勝つ  〈p279 今日は、秋好む中宮の春の御読経の初日でした。〉  ①夜を徹して行われた春の町での大遊宴の翌朝、即ち皆寝ていない朝!  ②皆春の町から … 続きを読む

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胡蝶(4・5) 玉鬘に恋文殺到する

p60 – 74 4.源氏、人々の懸想文を見て玉鬘に語る  〈p284 四月一日の衣更えで、〉  ①時は移って4月 夏に入る  ②玉鬘の所へ恋文が押し寄せる。それを源氏がずかすかと入ってきて当然のこととして読 … 続きを読む

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胡蝶(6・7) 源氏、玉鬘に添い臥し

p74 – 84 6.源氏、玉鬘に慕情を告白 玉鬘、苦悩する  〈p295 玉鬘の姫君のことがお心にかかるままに、〉   ①初夏4月、新緑瑞々しい庭先の描写 - 若楓 柏木   白氏文集が引かれている - 和 … 続きを読む

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胡蝶 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

胡蝶のまとめです。 和歌 47.花ぞののこてふをさへや下草に秋なつむしはうととく見るらむ        (紫の上) 秋好中宮への応答 48.橘のかをりし袖によそふればかはれる身ともおもほえぬかな         (源氏) … 続きを読む

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蛍(1・2) 源氏の懸想に悩む玉鬘

「蛍」身にしみて物を思へと夏の夜の蛍ほのかに青引きてとぶ(与謝野晶子) 胡蝶の巻から一ヶ月後のG36年5月 五月雨・ホトトギス・あやめの季節に入っている。 p90 -94 1.源氏の懸想ゆえに、玉鬘大いに困惑する  〈寂 … 続きを読む

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名古屋・伊勢方面に行ってきました。

津で甥っこの結婚式がありその序でに名古屋・伊勢方面で行きたいと思ってた所に行ってきました。連日の猛暑で外を歩くのは大変。屋内で涼をとってちょっと外への繰り返しでした。以下一口メモです。 1.徳川美術館&徳川園    尾張 … 続きを読む

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蛍(3・4) 蛍火に浮かぶ玉鬘

p94 – 102 3.源氏、蛍火により宮に玉鬘の姿を見せる  〈p13 源氏の君はどうだっていいのに、〉  ①源氏演出の妖艶蛍ショー  ②そらだきもの心にくきほどに匂はして、   内よりほのめく追風も、いと … 続きを読む

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蛍(5・6) 五月五日 あやめの歌の贈答

p102 – 105 5.五月五日、源氏、玉鬘を訪問 美しい容姿  〈p20 五月五日には、源氏の君は、〉  ①五月五日 端午の節句    菖蒲を葺く 菖蒲は男子に縁起のいい植物でこれを軒などにさす風習    … 続きを読む

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蛍(7・8) 五月五日 馬場の競射

p106 – 112 7.六条院において、馬場の競射を催す  p23〈源氏の君は、花散里の君のお部屋にも顔をお出しになりました。〉  ①五月五日 宮中右近衛府の騎射の行事(流鏑馬みたいなものか)これを六条院で … 続きを読む

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蛍(9・10) 玉鬘を相手に物語論

p112 – 122 9.玉鬘、物語に熱中する 源氏の物語論  〈p28 長い梅雨が例年よりしつこく降りつづき、〉  さて有名な物語論です。  ①長雨例の年よりもいたしくして、晴るる方なくつれづれなれば、   … 続きを読む

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蛍(11・12) 源氏・夕霧父子と頭中・柏木父子

p122 – 128 11.源氏、夕霧の扱いに配慮 夕霧恥を忘れず  〈p37 源氏の君は、御長男の夕霧の中将を、〉  ①夕霧15才 四位で中将になっている。当然ながら順調な昇進。  ②普段花散里の夏の町に住 … 続きを読む

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蛍 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

蛍のまとめです。 和歌 49.声はせで身をのみこがす蛍こそいふよりまさる思ひなるらめ      (玉鬘)  蛍のシルエットショー 50.その駒もすさめぬ草と名にたてる汀のあやめ今日やひきつる      (花散里) 好まし … 続きを読む

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常夏(1) 釣殿で近江の君の噂を質す

「常夏」露置きてくれなゐいとど深けれどおもひ悩めるなでしこの花(与謝野晶子) 「蛍」G36年5月に続く6月、夏真っ盛りの六条院です。 p134 – 140 1.源氏、釣殿の納涼に近江の君の噂を質す  〈寂聴訳 … 続きを読む

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常夏(2) 源氏と玉鬘 和琴を弾き唱和

p140 – 150 2.源氏、西の対で和琴を弾き玉鬘と唱和  〈p48 たそがれ時のほの暗さの中に、〉  ①夏の町西の対、玉鬘の居所へ   御前には一面撫子の花が色取り取りに植えられている。  ②源氏→玉鬘 … 続きを読む

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常夏(3・4) 源氏と玉鬘 & 内大臣

p150 – 156 3.源氏、玉鬘の取扱いに思い迷う  〈p57 西の対にお出かけになることも、〉  ①源氏、西の対の玉鬘が気になって仕方がない。あれこれと思い悩む。    ②もし妾にするにしても紫の上より … 続きを読む

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常夏(5・6) 雲居雁の昼寝 & 近江の君現る

p157 – 163 5.内大臣、雲居雁を訪れて、昼寝を戒める  〈p62 そんなふうで内大臣はあれこれ思案なさるうちに、〉  ①前段に引き続き内大臣(頭中)の二条邸、ここに雲居雁を引き取っている。  ②暑い … 続きを読む

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