月別アーカイブ: 2013年6月

少女(1・2) 朝顔との結末 ・ 夕霧六位に

「少女」雁なくやつらをはなれてただ一つ初恋をする少年のごと(与謝野晶子) 少女に入ります。冒頭のみ朝顔の姫君との結末が書かれ、一転して源氏の息子夕霧の話になります。この夕霧、物語の主役ではないものの今後ずっと(宇治十帖ま … 続きを読む

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少女(3・4・5・6・7) 夕霧、大学へ

p70 – 80 3.二条東院で夕霧の字をつける儀式を行う  〈p106 大学寮の規則で、〉  ①大学入学に際しての字をつける儀式、二条東院で行う(花散里もここにいる)  ②学者(博士・大学の先生)の様子が滑 … 続きを読む

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源氏物語 TV番組のお知らせ

今日の夕刊に興味深い番組の紹介がありました。 BS-TBS 6日 午後7時-9時 「ドナルド・キーン 瀬戸内寂聴 『私の源氏物語』~魅力・引力 古典の力~」 紹介記事によると「番組では昨年12月に東京・国立能楽堂で開かれ … 続きを読む

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少女(8・9・10・11) 雲居雁の登場

p80 – 90 8.梅壺女御、御方々を超えて中宮となる  〈p113 さて、宮中ではそろそろお后を〉  ①后(中宮)争い   1)斎宮の女御=源氏・故藤壷 絵合で勝利、故藤壷の意向大きい    2)弘徽殿女 … 続きを読む

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少女(12・13・14) 内大臣、夕霧と雲居雁の仲を知る

p90 – 100 12.夕霧来訪、内大臣の夕霧への態度  〈p121 「こちらへどうぞ」と、若君は〉  ①雲居雁が琴、大宮が琵琶、内大臣が和琴で楽宴しているところに夕霧が登場する。  夕霧には横笛を吹かせる … 続きを読む

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少女(15・16・17) 夕霧・雲居雁 筒井筒の恋

p101 – 110 15.雲居雁を本邸に移さんとす大宮の胸中  〈p128 姫君は何も気がついていらっしゃらないのを、〉  ①雲居雁の様子 ただただ無邪気である。  ②乳母の抗弁(心中)が面白い。   →高 … 続きを読む

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少女(18・19・20・21) 夕霧・雲居雁の逢瀬

p110 -122 18.内大臣、雲居雁を引き取る旨、大宮に通告  〈p135 内大臣はあれ以来、〉  ①内大臣(頭中)は右大臣二条邸に北の方(右大臣の四の君)と住んでいる。ここに入内している弘徽殿女御を里帰りさせる。 … 続きを読む

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少女(22・23・24・25) 五節の舞

p122 – 132 22.雲居雁、内大臣邸に去る 夕霧の嘆き  〈p145 若君は、あとに取り残されてことが、〉 ①雲居雁が去ってしまった後の夕霧、切なかったであろう。  →それにしても12才、ませてたもの … 続きを読む

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少女(26・27・28) 五節の舞以後の夕霧(惟光のこと・花散里のこと) 

p132 – 141 26.夕霧、惟光の娘に消息 惟光よろこぶ  〈p153 そのまま舞姫たちを宮中に留められて、〉  ①左衛門督その人ならぬを奉りて咎めありけれど   →よく分からぬが細かい決まりがあったの … 続きを読む

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少女(29・30) 朱雀院への行幸

p141 – 149 29.朱雀院に行幸 放島の試み、歌・音楽の宴  〈p161 元日も、源氏の太政大臣は参賀に〉 ①明けてG34年 2月20日 朱雀院へ行幸   冷泉帝・源氏・蛍兵部卿宮が勢ぞろいする。   … 続きを読む

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少女(31・32・33・34) 六条院の完成

p150 – 160 31.夕霧、進士に及第し、侍従に任ぜられる  〈p167 さて大学に学ばれる夕霧の若君は、〉  ①夕霧、放島の試みで合格(10人中3人)、秋にやっと五位に叙せられる。  ②その後も雲居雁 … 続きを読む

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少女 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

少女のまとめです。 和歌 41.くれなゐの涙にふかき袖の色をあさみどりとや言ひしをるべき       (夕霧) 六位にして雲居雁を想う 42.をとめごも神さびぬらし天つ袖ふるき世の友よはひ経ぬれば        (源氏) … 続きを読む

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玉鬘(1・2・3) 玉鬘、筑紫で成長する

「玉鬘」火のくににおひいでたれば言ふことの皆恥づかしく頬の染まるかな(与謝野晶子) さて、本巻より「真木柱」まで「玉鬘十帖」と呼ばれる物語が展開されます。「夕顔」の巻で妖物に憑りつかれて突然死した夕顔の遺児(玉鬘)を巡る … 続きを読む

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玉鬘(4・5) 玉鬘、大夫監から逃れ都へ帰る

p175 – 188 4.肥後の土豪大夫監、玉鬘に求婚する  〈p185 乳母の娘たちも息子たちも、〉  ①前段より10年経過G34年、玉鬘20才になっている(いきなり)。   この間、住居は筑紫(大宰府)か … 続きを読む

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玉鬘(6・7) 右近、長谷寺で玉鬘を見つける

p189 – 201 さて右近が玉鬘を見つけるエキサイティングな場面です。 6.玉鬘ら窮迫し、石清水八幡宮に参詣する  〈p197 京の九条に、昔の知人で生き残っていた人を〉  ①一行は昔ゆかりの人の九条宅に … 続きを読む

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玉鬘(8・9) 右近・乳母 玉鬘の将来を相談

p202 – 210 8.右近、三条、御堂で玉鬘の将来を祈願  〈p206 少し足馴れた右近は、〉  ①長谷寺御堂で玉鬘の将来を祈願   →ここで豊後介は初めて事情を知る。驚いたことだろう。  ②右近が源氏と … 続きを読む

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玉鬘(10・11) 右近、源氏に玉鬘のこと報告

p210 – 218 10.右近と玉鬘、歌を詠み交し、帰京する  〈p213 そこは参詣に集まる人々の姿を眼下に見下ろせる場所で、〉  ①右近 ふたもとの杉のたちどをたづねずはふる川のべに君をみましや   → … 続きを読む

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玉鬘(12・13) 源氏、玉鬘に消息

p219 -226 12.源氏、玉鬘に消息をおくる 玉鬘、歌を返す  〈p221 この話をお聞きになって後は、〉  ①右近は紫の上の女房なので常々は紫の上といっしょにいる。それでは拙いので別の所へ呼び出す。  ②源氏の方 … 続きを読む

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玉鬘(14・15・16) 玉鬘 六条院へ

p226 – 237 14.玉鬘六条院に移り、花散里 後見を受け持つ  〈p227 こういう話は、九月のことでした。〉  ①玉鬘六条院へ。それにはお付きの人・調度など揃える準備がいる。     ②p228脚注 … 続きを読む

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玉鬘(17・18) 女君への衣配り

p237 – 246 17.源氏、正月の衣装をととのえて方々に贈る  〈p235 年の暮には、玉鬘の姫君のお部屋の、〉  有名な「衣配り」の場面です。  ①G35年末 新年を迎えるにあたり玉鬘に然るべき衣装を … 続きを読む

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