今日の夕刊に興味深い番組の紹介がありました。
BS-TBS 6日 午後7時-9時
「ドナルド・キーン 瀬戸内寂聴 『私の源氏物語』~魅力・引力 古典の力~」
紹介記事によると「番組では昨年12月に東京・国立能楽堂で開かれた『古典の日推進フォーラムin東京』の中から、キーン、寂聴によるリレー講演の様子などを伝える。」とあります。
寂聴さんの源氏論は読みつくしましたがキーンさんがどのように語るのか大いに興味があります。どうぞお見逃しなく。。
今日の夕刊に興味深い番組の紹介がありました。
BS-TBS 6日 午後7時-9時
「ドナルド・キーン 瀬戸内寂聴 『私の源氏物語』~魅力・引力 古典の力~」
紹介記事によると「番組では昨年12月に東京・国立能楽堂で開かれた『古典の日推進フォーラムin東京』の中から、キーン、寂聴によるリレー講演の様子などを伝える。」とあります。
寂聴さんの源氏論は読みつくしましたがキーンさんがどのように語るのか大いに興味があります。どうぞお見逃しなく。。
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留守や物忘れの多い私、早速録画しました。楽しみです、ありがとう!!
先ほど本番を見終えました。
今まさに「源氏物語 道しるべ」の渦中にある私たちにとっては大変に興味深いものだったのではないでしょうか?
時々相槌を打ったり寂聴さんのお話に思わず笑ったりの2時間でした。
特に内裏から源氏ゆかりの地を案内して下さった先生(お名前を失念)のお話は参考になりました。
キーンさんの日本文学への造詣の深さには脱帽です。
日本国籍を取得されたのも頷けます。心は最早日本人なのだと・・・
ウエーリーの翻訳を読まれたのが初とのことでした。
この翻訳も古典英語だったとのことを聞いて思い出しました。
昔勤めていた商社の社長が早稲田大学で古典英語の教鞭を執っておられました。
その時、英語にも古典があることを初めて知りました。
文法よりも原文の良さを楽しむことに重きを置いている私たちは図らずも古典を学ぶ原点を地で行ってるのではないでしょうか。
芳賀先生の「耕し直している」との言葉に納得の思いでした。
いい番組を紹介して下さりありがとうございました。
お知らせをいただいていたテレビ番組さっき見ました。
寂聴さんのお話はほぼ知っていることでしたが、ドナルド・キーンさんの源氏物語に関するお話はほとんど聞いたことがなかったので、興味深く見ました。
キーンさんは「野々宮」のところが最高だとおっしゃっていましたね。光源氏と六条御息所とが平等の関係にあるのが良いと。 他の女君との関係はそうではないと。 紫の上には個性がないとも言っておられましたね。
外国文学との比較で手紙(恋文)のところ、面白かったです。 外国のものはその内容のみが大切、源氏物語のそれは「美」の感覚があるかどうか、それが判断材料だと。
いろいろ楽しめた番組でした。
青玉さん、式部さん早速にコメントありがとうございます。いい番組でしたね。
寂聴さんのお話(円地文子・川端康成の話など)は何度か読んでいて目新しくはなかったですが、90才にしてあの話しぶり。正に怪物です。寂聴さんが源氏物語普及にどれだけ貢献したか計りしれないと思います。私は大好きです。
キーンさんのトークよかったですね。キーンさんも寂聴さんと同じ1922年生まれ。この人も怪物ですね。式部さんに指摘いただいてますが念のためポイントを整理しておくと、
①源氏物語の魅力は「美の世界」「愛の世界」であること。
②女君の中では六条御息所が一番魅力的(源氏に匹敵・平等の関係)
葵の上は魅力を感じない唯一の女性(結局二人は合ってなかった)
→もう少し永らえておれば心も通い合っただろうにと思うのですが、、、、。
③手紙は
紙・墨・書・歌・折り方・季節の花に結び付け・相応しい人に届けさせる
④着物(袖しか見えないが)のセンス(色彩感覚)も重要
⑤英訳はアーサー・ウエイリーが一番英語が美しい
⑥アフリカ近くの大西洋のポルトガル領で源氏物語のポルトガル語訳が売られていた
⑦古典を読む日本人少なくなっている。国文学者の教え方が悪い。文法より先ず楽しむことが大事
→青玉さんご指摘のとおり
(注) 源氏物語ゆかりの地を案内してたのは朧谷寿(おぼろやひさし)同志社大学名誉教授です。平安王朝中心の歴史学者で源氏物語についても色々書いておられます。
小生もいまHDDにて番組を見ました。皆さんとは、知識・経験のレベルが違っていて、小生がここでコメントするよな内容ではないのですが、小生の備忘録として書き止めさせていただきます。
源氏物語初級者の小生には極めて興味深い番組でした。また、源氏物語は、ノーベル文学賞2回の傑作と再認識。番組紹介に深謝。
今年は、11月1日古典文学の日は、特別講演とか何かあろのでしょうか。
さて、以前聞いたような気もするのですが、瀬戸内寂聴の、特に円地文子とその彼女が馬鹿にしている川端康成の、源氏物語現代語訳の話は笑ってしまいました。
川端さんは、やはり訳文を完成できなかったのですね?
清々爺がまとめてくれたキーンさんの話、
②は未だそこまで二人の関係は読み切れていないなと若干ガッカリ気味に自身で改め認識し直し。
③はそうなんだとおもって読んではいるものの、脚注などは面倒になって飛ばし気味に読んでいると、実感。まー1っ回目ゆえ、いた仕方なしです。
あとは、なるほどと納得
と言った感じです。
爺に平安京の地図のコピーをもらって、それで位置を確認しながら、物語を読むようにしていますが、これは番組でも正解でした。
御所にはよく行っているのですが、近くなのに訪問したことがない蘆山寺には早速行ってみたいと思いました。
ちょっと人が来たので、ここで止めます。
コメントありがとうございます。
源氏物語愛好者には持って来いのいい番組でしたね。
1.「古典の日」は法制化され推進委員会が出来ているので毎年京都・東京で何かやるのだと思います。源氏物語にどれだけフォーカスがあてられるかはイベント毎に決められるのでしょう。HP見ましたが今年はまだ発表されていないようです。
2.寂聴さんの奇縁まんだら(川端康成の所)読み返してみました。川端がノーベル賞を受けたのがS43年、寂聴さんが原稿を見たというのがS45年頃、この頃丁度円地文子も例の目白台アパートで現代語訳に命がけで取り組んでいた。その後川端が自殺したのがS47年4月、円地源氏が出版され始めたのがS47年9月という時系列のようです。誠に因縁めいた話であります。川端の自殺と現代語訳が出来なかったことと関係があるのかないのか、なんて話は聞いたことありませんが。。。
3.今の京都御所あたりが当時は貴族の大邸宅街で道長の土御門殿がその最たるものでした。源氏物語では末摘花邸や紀伊守中川邸がこの辺りですが源氏や左大臣・右大臣の住いは二条・三条に設定され、六条院はずっとずっとはずれています。舞台設定において紫式部は道長にちょっと遠慮したのかもしれません(私の勝手な想像ですが)。
→地図を思いうかべると物語が一層面白くなりますね。