p90 – 100
12.夕霧来訪、内大臣の夕霧への態度
〈p121 「こちらへどうぞ」と、若君は〉
①雲居雁が琴、大宮が琵琶、内大臣が和琴で楽宴しているところに夕霧が登場する。
夕霧には横笛を吹かせる。
②内大臣(頭中)は夕霧を可愛く思っており、そう勉強ばかりしてないで偶には気分転換でもしなさいよ、と声をかける(まさか夕霧が雲居雁と気分転換以上のことをしているとは思ってもいない)。
③夕霧からは雲居雁を遠ざけるように配慮している。
13.内大臣、夕霧と雲居雁との仲を知る
〈p123 内大臣はお帰りになるふりをして、〉
①内大臣、帰るふりしてなじみの女房の所へしけこみその帰りに噂を耳にする。
→女房のひそひそ話、それを聞いた内大臣の驚き、面白いところです。
②内緒話を聞かれた女房の気持ち
→拙いことになった。後でお咎めがあるかも、、。それにしてもあの年でお盛んだわねぇ。。
③内大臣は帰り道&帰ってから色々考えるに段々と激高してきて夜も眠れない。
→弘徽殿女御を貶め今度は雲居雁を傷物に、、、源氏・夕霧、もう許せない!
→大宮に任せておいたのに見過ごしてるとは、、これも許せない(八つ当たり的)
14.内大臣、大宮の放任主義を恨み非難する
〈p125 それから二日ほどたって、〉
①悔しさを抑えられぬ内大臣、母大宮のところへ文句を言いに行く。
→老母に長々と悔し涙も流して詰問する(やり過ぎではなかろうか)。
②大宮も二人がそこまで行っているとは知らなかった。
→それは拙いなと大宮も思ったであろう、でも息子から自分の放任のせいだと詰られては大宮も立場がなかったであろう。
→商社マン的にはここは、「いやぁ参りました。母上、大変なことになってますなあ、こともあろうに母上の目を盗んで、、これは拙いですね、どうしたもんか、母上のお力もお借りして元に戻さないと、、ご協力お願いします」というしかないのではと思いますが。。。
③事情を知っている女房たち&先日内緒話を内大臣に聞かれた女房たちの戸惑い。
→内大臣の格式ばった性格を物語っている。
④内大臣の大宮への言葉の中
「さるにても、かかることなんと知らせたまひて、ことさらにもてなし、すこしゆかしげありことをまぜてこそはべらめ。幼き人々の心にまかせて御覧じ放ちけるを、心憂く思うたまふる」
の部分は尤もだと思います。源氏も全く知らなかったでしょうがもし聞かされたらどういう反応だったのでしょうか。
娘の立后に一るの望みを託している頭中にとって夕霧の存在は可愛く思えど近づけたくないでしょうね。
そこへもって女房の噂話を聞きつけた頭中の驚きと怒りが伝わってくる場面です。
いつの世も女の噂話は波紋を広げますね。
親友といえど何かにつけ先を越され邪魔だてされる源氏が憎らしくも思えたことでしょう。
更に母上の躾にまで文句をつけたくなる、これは身勝手というもの。
男親では姫君を一人前するのは無理ゆえにお世話を頼んだのは一体誰でしょう
(9)の所で「女御には、こよなく思ひおとしきこえたまへれど・・・」とあり雲居雁の存在を軽く見ていたのに弘徽殿女御が立后できなかったから次は姫君にというのはちょっと納得できませんね。
まあ、これがこの時代の男の意識だとは思いますが・・・源氏、しかりですものね。
誠に適確なるコメントありがとうございます。
1.夕霧(母葵の上は死去)も雲居雁(母は頭中と離婚)も母親がいなくてやむなく祖母の大宮が面倒みてきたのです。源氏も頭中も大宮には頭が上がらない筈です。それなのに源氏は夕霧を六位から始めさせるし、頭中は雲居雁の躾けで文句を言う。大宮がかわいそうです。誰か源氏と頭中の仲を取り持ってあげてほしいところです。
→そう簡単に収まっては面白くないということでしばらくヤキモキさせられます。
2.「女御には、こよなく思ひおとしきこえたまへれど・・・」の所、私も「なんだ雲居雁はその程度の扱いなんだ、、」と思ってました。勝手なもんですね。