投稿者「清々爺」のアーカイブ

松風(9・10) 源氏、明石の君と唱和 

p146 – 152 9.源氏、明石の君と唱和 姫君の将来を思う  〈p326 嵯峨野の御堂に源氏の君はお通いになられて、〉  ①源氏、嵯峨野の御堂に行って毎月半ばと月末に仏事をさせることをいいつける。    … 続きを読む

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松風(11・12) 桂の院での遊楽 & 源氏帰邸

p152 – 162 11.源氏、桂の院に赴き饗応する 帝歌を賜う  〈p332 源氏の君が非常に重々しく悠然と車のほうへお歩きになる前を、〉  ①桂の院に取巻き連中が集まっている。冷泉帝からの手紙も来ている … 続きを読む

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松風 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

松風のまとめです。 和歌 35.身をかへてひとりかへれる山里に聞きしに似たる松風ぞ吹く     (明石尼君)  明石一家大堰の邸に 36.契りしに変わらぬことのしらべにて絶えぬ心をほどは知りきや     (源氏)  大堰 … 続きを読む

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薄雲(1・2・3) 明石の君、思い悩む

「薄雲」さくら散る春の夕のうすぐもの涙となりて落つる心地に(与謝野晶子) 薄雲の巻、前半は松風の巻に続き明石物語が展開されます。後半は一転して紫のゆかりのメインストーリーになります。重要であり面白い巻です。 ポイントは、 … 続きを読む

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薄雲(4・5・6) 大堰の子別れ 明石の姫君二条院へ 

p173 – 182 4.明石の君、姫君を手放すことを決心する   〈p14 思慮深い人に判断してもらっても、〉  ①尼君の説得、周りの人たちの意見で明石の君も娘を手放さざるを得ないなあと心が傾く。  ②源氏→明石の君  … 続きを読む

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薄雲(7・8・9) G31-32年末年始 源氏・紫の上・明石の君

p182 – 188 7.明石の君、姫君の女房に歳暮の贈物  〈p23 大堰では、姫君が限りなく恋しくてなりません。〉  ①子別れの直後G31年末 明石の君は二条院の女房たちに歳暮を贈る  ②源氏もキチンと月 … 続きを読む

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薄雲(10・11・12) 藤壷重態に

p188 – 196 10.源氏、明石の君の心用意を重んじいたわる  〈p28 大堰では、たいそうのどやかに、〉 ①明石の君、ますます好ましい女性に成長していく。源氏も立ち去り難い。  「夢のわたりの浮橋か」 … 続きを読む

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薄雲(13・14・15) 藤壷崩御

p196 – 206 13.源氏、藤壷の宮を見舞う 藤壷の宮崩御  〈p34 源氏の君は、公の立場からしても、〉  ①源氏 重病の藤壷の寝所近くへ   柑子などをだに触れさせたまはずなりにたれば    →何も … 続きを読む

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薄雲(16・17・18) 事を知った冷泉帝と源氏

p206 – 214 16.冷泉帝煩悶し、源氏に譲位をほのめかす  〈p42 帝は悪夢のようなただならぬ恐ろしい一大事を〉  ①冷泉帝の煩悶 この年で出生の秘密を突然知れば当然であろう。   父桐壷のこと母藤 … 続きを読む

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薄雲(19・20・21) 源氏、斎宮の女御に恋情を

p214 – 228 藤壷のことから離れ後宮争いの続き、斎宮の女御の登場です。 19.源氏、斎宮の女御を訪れ、恋情を訴える  〈p48 前斎宮の病後は、源氏の君がかねてより〉  ①斎宮の女御 入内(G31年春 … 続きを読む

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薄雲 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

薄雲のまとめです。 和歌 37.末遠き二葉の松にひきわかれいつか木高きかげを見るべき     (明石の君)  明石の姫君、二条院へ 38.入日さす峰にたなびく薄雲はもの思ふ袖に色やまがへる     (源氏)  藤壷を痛惜 … 続きを読む

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朝顔(1・2) 源氏、朝顔の姫君を訪ねる

「朝顔」みづからはあるかなきかのあさがほと言ひなす人の忘られぬかな(与謝野晶子) これまではチラリとしか出て来なかった朝顔の姫君の登場です。明石の君に対しては娘を養女として引き取ることで何とか心の整理をつけた紫の上も身分 … 続きを読む

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朝顔(3・4) 源氏・朝顔 歌の贈答、紫の上の苦悩 

p22 – 28 3.源氏、帰邸後、姫君と朝顔の歌を贈答する  〈p68 お気持ちのおさまらないままお帰りになった源氏の君は、〉  ①空しく帰った朝、朝顔をテーマに歌の贈答をする   この朝顔は今の朝顔と同じ … 続きを読む

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朝顔(5・6) 源氏、また式部卿邸へ

p28 – 36 5.源氏、女五の宮の見舞にかこつけて外出  〈p73 ある夕暮のこと、今年は諒闇のため、〉  ①源氏→紫の上 出かける言い訳をする(いつものことだが)   女五の宮と来れば朝顔の所とピンと来 … 続きを読む

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朝顔(7・8) 朝顔、源氏を拒む・紫の上に弁明

p36 – 44 7.源氏、姫君に求愛、姫君つれなく拒む  〈p80 西面の朝顔の姫宮のお部屋では〉  ①ありつる老いらくの心げさうもよからぬものの世のたとひとか聞きし   →枕草子攻撃の一つ(明日の稿でまと … 続きを読む

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朝顔(9・10) 紫の上と女君を語る・藤壷夢枕に

p44 – 54 9.雪の夜、紫の上と昔今の女の評をかわす  〈p87 雪がたいそう降り積もった上に、〉  雪の夜の紫の上との語り合い→興味深い場面です。  ①「すさまじき例に言ひおきけむ人の心浅さよ」とて、 … 続きを読む

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朝顔 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

「朝顔」のまとめです。 和歌 39.秋はてて霧のまがきにむすぼほれあるかなきかにうつる朝顔     (朝顔の君)  難攻不落の女君 40.こほりとぢ石間の水はゆきなやみそらすむ月のかげぞながるる     (紫の上)  紫 … 続きを読む

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少女(1・2) 朝顔との結末 ・ 夕霧六位に

「少女」雁なくやつらをはなれてただ一つ初恋をする少年のごと(与謝野晶子) 少女に入ります。冒頭のみ朝顔の姫君との結末が書かれ、一転して源氏の息子夕霧の話になります。この夕霧、物語の主役ではないものの今後ずっと(宇治十帖ま … 続きを読む

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少女(3・4・5・6・7) 夕霧、大学へ

p70 – 80 3.二条東院で夕霧の字をつける儀式を行う  〈p106 大学寮の規則で、〉  ①大学入学に際しての字をつける儀式、二条東院で行う(花散里もここにいる)  ②学者(博士・大学の先生)の様子が滑 … 続きを読む

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源氏物語 TV番組のお知らせ

今日の夕刊に興味深い番組の紹介がありました。 BS-TBS 6日 午後7時-9時 「ドナルド・キーン 瀬戸内寂聴 『私の源氏物語』~魅力・引力 古典の力~」 紹介記事によると「番組では昨年12月に東京・国立能楽堂で開かれ … 続きを読む

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