投稿者「清々爺」のアーカイブ

横笛(6・7) 夕霧 雲居雁邸に帰る & 六条院で匂宮・薫と対面

p32 – 43 6.夕霧帰邸する。柏木夢に現れ、笛を求める  〈p93 夕霧の大将が三条のお邸にお帰りになりますと、〉  ①秋のあはれ深い一条宮で心ときめくひと時を過ごした夕霧が自邸(三条邸)に戻る。    … 続きを読む

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横笛(8) 夕霧、源氏に真相を迫る

p44 – 48 8.源氏、柏木遺愛の笛を夕霧から預る  〈p102 夕霧の大将は源氏の院と東の対へいらっしゃいましたので、〉  ①夕霧が源氏に一条宮に見舞に行ったことを報告する。   源氏の訓戒 同じうは心 … 続きを読む

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横笛 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

横笛のまとめです。 和歌 74.うきふしも忘れずながらくれ竹のこは棄てがたきものにぞありける      (源氏) あのときの桐壺帝の心いかばかりや 75.横笛の調べはことにかはらぬをむなしくなりし音こそつきせね      … 続きを読む

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鈴虫(1・2) 女三の宮の持仏開眼供養

鈴虫 すずむしは釈迦牟尼仏のおん弟子の君のためにと秋を浄むる(与謝野晶子) 横笛に続く鈴虫、夕霧物語が本格化する前の短い巻で後から挿し込まれたとの説もあるようです。アーサーウェイリー訳にはこの巻が飛ばされており理由は不明 … 続きを読む

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鈴虫(3・4・5) 源氏、女三の宮への未練断ちきれず 

p60 – 65 3.貴顕参列、帝以下の布施豪勢をきわめる  〈p113 親王たちも例によって大勢いらっしゃいました。〉  ①いつもながら親王たちも集まり華やかな催しになる。   →紫の上の取り仕切り  ②朱 … 続きを読む

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鈴虫(6・7) 中秋の遊宴 (六条院→冷泉院へ)

p66 – 74 6.中秋十五夜の遊宴 冷泉院より御使あり  〈p117 十五夜の月がまだ姿を見せない夕暮に、〉  ①G50年中秋の名月 秋の風情にした女三の宮寝殿の前にて遊宴  ②松虫と鈴虫   源氏物語中 … 続きを読む

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鈴虫(8・9) 秋好中宮の出家願望と源氏の諌止

p74 – 82 8.源氏、秋好中宮を訪れ、出家の志を諌める  〈p124 源氏の院は秋好む中宮のお住居のほうへ〉  ①秋好中宮は冷泉院(仙洞御所)で冷泉院と静かに暮らしている。   →中宮は明石の君と同年の … 続きを読む

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鈴虫 代表歌・名場面 & ブログ作成者の総括

鈴虫のまとめです。 和歌 76.へだてなくはちすの宿を契りても君がこころやすまじとすらむ     (女三の宮)  女三の宮、出家して成長・自立 77.心もて草のやどりをいとへどもなほ鈴虫の声ぞふりせぬ     (源氏)  … 続きを読む

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新年おめでとうございます。

謹賀新年! 明けましておめでとうございます。お正月いかがお過ごしでしたでしょうか。 新年が皆々さまに良き年でありますようお祈り申し上げます。 ウチは年末から一族四家族十四人が集まりさながら難民収容所か災害避難所か足の踏み … 続きを読む

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夕霧(1・2・3) 夕霧、小野の山荘へ

夕霧1 つま戸より清き男の出づるころ後夜の律師のまう上るころ(与謝野晶子) 夕霧2 帰りこし都の家に音無しの滝はおちねど涙流るる(与謝野晶子)  →与謝野晶子の源氏物語礼讃歌、夕霧だけ二首あり(訳本が二つに分かれて出版さ … 続きを読む

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夕霧(4) 夕霧、女二の宮の元で一夜を過ごす

さて、霧を口実に居残った夕霧、宮にどう迫るのか。 p102 -114 4.夕霧の訴えに、落葉の宮かたく心を閉ざす  〈p143 さて、夕霧の大将は、「深い霧で道もおぼつかないので、〉  ①とかく聞こえ寄りて、御消息聞こえ … 続きを読む

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夕霧(5・6) 律師、御息所に夕霧朝帰りを報告

p114 – 122 5.夕霧、落葉の宮に文をおくる 宮、これを拒む  〈p154 こうしたお忍び歩きは、〉  ①小野から朝帰りした夕霧、雲居雁の三条邸には直接帰らない(バツが悪い)。   六条院の花散里の所 … 続きを読む

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夕霧(7・8) 夕霧より文、御息所返書

p122 – 134 7.御息所、小少将に事情を聞き、宮に対面  〈p161 律師が立ち去った後で、〉  ①前段の続き。律師から思わぬことを聞いた御息所は真相を確かめようと先ず女二の宮の侍女小少将の君に問い質 … 続きを読む

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夕霧(9・10) 夕霧、御息所からの文を雲居雁に奪われる

p134 – 142 静寂の小野の山荘から舞台は移り喧騒の三条邸へ(雲居雁と7人の子ども)。通俗小説風として絶賛されている場面です。 9.夕霧、御息所の文を雲居雁に奪われる  〈p171 夕霧の大将は、その日 … 続きを読む

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夕霧(11・12・13) 一条御息所、悲嘆のあまり死去

p142 – 152 11.夕方文を発見、狼狽して返事をしたためる  〈p177 蜩の声に目を覚まされて、〉  ①手紙が見つからないまま日が暮れて行く、、マズイ!  ②御座の奥のすこし上がりたる所を、試みに引 … 続きを読む

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夕霧(14・15・16) 一条御息所の葬儀 & その後

p152 – 164 14.諸方より弔問、朱雀院より御消息あり  〈p186 方々からの御弔問は、〉  ①一条御息所死去と聞いて弔問  ・夕霧 どんなにか驚いたことだろう。「しまった!そんなバカな!」  ・源 … 続きを読む

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夕霧(17・18・19) 夕霧、小野を訪れるも相手にされず

p164 – 174 17.雲居雁の不安 夕霧と和歌を詠み交す  〈p194 雲居の雁の君は、やはりこのおふたりの間柄を気にして、〉  ①雲居雁 あはれをもいかに知りてかなぐさめむあるや恋しき亡きや悲しき   … 続きを読む

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夕霧(20・21・22・23) 源氏と夕霧 女二の宮につき探り合い

p175 – 184 20.夕霧の文への返事に小少将、宮の歌を入れる  〈p204 夜も明け方近くまで、〉  ①夜明け方近く、かたみにうち出でたまふことなくて、背き背きに嘆き明かして、朝霧の晴れ間も待たず、例 … 続きを読む

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夕霧(24・25・26) 女二の宮、一条邸へ

p184 – 192 24.朱雀院、落葉の宮の出家の望みを諌める  〈p211 女二の宮は、このまま小野の山荘に籠って〉  ①朱雀院の諌めの言葉   出家は拙い、堂々と夕霧と結婚するのも軽々しい。   →では … 続きを読む

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センター試験に源氏物語(夕霧 34)

ゴルフから帰って朝刊見てびっくりしました。じぇじぇじぇ!です。 昨日のセンター試験国語の第三問が何と夕霧34、そのままそっくりです。夕霧に愛想をつかした雲居雁が実家(頭中の二条邸)へ戻ってしまう場面で通俗小説タッチのとこ … 続きを読む

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