ウオームアップ」カテゴリーアーカイブ

後宮・女房集団

天皇の妃たち(中宮・女御・更衣)は後宮の殿舎(桐壷とか藤壷とか弘徽殿とか)に住むのですが、それぞれに4~50人からの女房がかしづきお世話していた。さながら女房軍団であり、美貌・教養にすぐれた女房を取り揃え中宮・女御をバッ … 続きを読む

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すばらしき従者たち 惟光 良清 右近 侍従

源氏物語には男女主人公のお傍に従者として脇役が登場します。これらお付きの人たちが素晴らしいのです。物語を展開させる鍵を握ることもあれば、展開させない=変わらないことの象徴であったりもします。狂言回し的なところもあるし、主 … 続きを読む

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源氏物語は官能小説か

源氏物語は官能小説か?   Yes, of course!   光源氏と数多くの女君の繰り広げる物語、性愛場面がないはずはありません。 さてどんな官能パターンが入っているか、順不同・好き嫌い不問で列挙すると;  義母、人 … 続きを読む

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源氏物語は教育書である

時に「源氏物語は教育書である」とも言われています。 源氏物語には当時の風俗習慣、遊芸、年中行事、出産~葬式までの各種儀式、社会、生活ぶりまで百科事典的に書かれており、当時の人々には勿論(更級日記の作者が代表)、後世の公家 … 続きを読む

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閑話 源氏物語と百人一首

源氏物語は紫式部が生み、藤原定家が育てたと勝手に思っています。その定家がプロデュースしたのが小倉百人一首ですからその結びつきは極めて強い。定家は源氏物語を思い浮かべながら人を選び、歌を選んだのだと思います。 ざっと関係を … 続きを読む

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国際性に富んだ源氏物語

源氏物語の冒頭桐壷の巻を読んだ時びっくりしました。いきなり白居易の長恨歌が引用されているし、高麗の人相見が登場する。「えっ、源氏物語って平安時代の純国風文化の結晶じゃないの!」って思ったものです。 平安時代はざっと紀元8 … 続きを読む

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源氏物語と宗教

宗教と言えばやはり神と仏であろう。 先ず神教。天皇の役目は祭祀を行うことだったので源氏物語には新嘗祭での五節の舞姫など年中行事がいっぱい出てきます。それと重要なのが伊勢神宮に斎宮、賀茂神社に斎院として奉仕する未婚の皇女、 … 続きを読む

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平安貴族の心の世界  陰陽道 物の怪

ある解説書で「平安時代、占いは科学であった」と言うのを読みなるほどと思ったものです。人の心を律するもの色々ありますが、それは時代によって異なる。そしてこの目に見えない心の世界が人々の行動を規制し、それが社会の規範となって … 続きを読む

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9月になりました & ハンドルネーム変更しました

おっかなびっくりでブログを始めて2ヶ月、投稿は続けてますが読み返してみると内容は独善的、文章は散漫。恥ずかしい限りです。「道しるべ」などとおこがましい。まあでもこれが等身大なので仕方がありません。 コメントを寄せていただ … 続きを読む

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源氏物語 物語論

源氏物語第二十五帖「蛍」の巻に有名な物語論が展開されます。梅雨時の徒然に玉鬘が絵・物語で時間をつぶしている所へ源氏がやってきて「ものがたり」に対する自論を述べるのです。 神代より世にあることを記しおきけるななり。日本紀な … 続きを読む

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恋の手立て - 和歌

源氏物語の時代、和歌は重要なコミュニケーション手段でした。和歌を通じ男女が知り合い仲良くなっていき、女性宅に招き入れられ結ばれる。その後も和歌を詠み合って愛情を確かめ合う、、、そんな風だったようです。 どこそこに良さそう … 続きを読む

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王朝女性の教養 ‐ 琴 和歌 書

王朝男性にとっては勿論、女性にも各種教養を身につけることは必須であり、幼少の頃から優秀な家庭教師などをつけて習い事の特訓をするのが常であったようです。女性の場合色々ある中で最重要なのは音楽と和歌と書道であったようです。 … 続きを読む

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六条院 - 源氏物語のランドマーク

六条院、この豪華な舞台を作り出したこと誠にアッパレ!だと思います。 正に源氏物語を象徴する舞台装置です。場所は内裏からけっこう遠い。そして六条とは即ちあの御息所のところです。御息所の死後その旧邸宅をどうしたのか不明ながら … 続きを読む

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声に出して読もう、名場面

源氏物語には名場面、名調子が沢山出てきます。思いつくところを列挙すると、  ①余りにも有名な冒頭「いづれの御時にか、女御更衣、、」  ②北山で若紫発見「雀の子を犬君が逃がしつる、、」(大河で出てきた)  ③ああ末摘花「あ … 続きを読む

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紫のゆかり

源氏物語は色々なテーマが重層的に展開しストーリーが作り上げられていくのですが、その最たるものは「紫のゆかり」と呼ばれるものです。 光源氏が生まれ3才の時母桐壷更衣が亡くなる。その母に似た藤壷を追い求め遂には禁断の恋を契る … 続きを読む

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悪役 & ちょっと変わった人たち

源氏物語にアクセントをつける脇役の面々、その内「素晴らしき従者たち」は先に述べました。ここではちょっと変わったキャラクターの人たちを整理してみました。読み進めるのに頭においていただけばと思います。 悪役・ヒールとしてはや … 続きを読む

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源氏物語絵巻 源氏絵

長編で複雑な源氏物語、古文に慣れていた昔の人と言えど読み見通すのは難しかったのでしょう。分かり易く伝える手立てとして絵巻物とか絵入りダイジェスト版とかが一杯作られています。 有名な「国宝源氏物語絵巻」がその始め、現存して … 続きを読む

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後見(うしろみ) - 経済的・政治的バックアップ 

光源氏の金持ちぶりには驚き呆れ訝るばかりですが、まあそれはいいとして貴族の雅で華やかな暮らしにはとてつもないお金が必要であったことは間違いありません。逆に言えば経済的に苦しいと貴族の体裁を保ちえないということだったのでし … 続きを読む

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よく出てくる表現・引用

難解古文と言われる源氏物語、確かに中々スッとは読めないですが「外国語を読むより楽でしょう」と言うのが私の言い分です。色んな言い回しとか引用とか出てきます。「へぇ~っこんな風に言うんだ」とか「そんな風に感じるんだ」というと … 続きを読む

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朗読アップの予告 & 進捗予定表

前回やった講読会の仲間でコメントにもしばしば登場していただいている式部さんに朗読をやってもらうことにしました。源氏物語54帖全文朗読すると大よそ60時間かかります。2年に亘る長期プロジェクトです。私からの依頼に快く手を挙 … 続きを読む

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