月別アーカイブ: 2012年8月

紫式部と石山寺 湖月伝説

(一ヶ月経ちました。長くもあり短くもあり。ペースも大分掴めてきました。でも書くのは難しい、「固いなあ」と思います。まあ根が真面目なので仕方ないですが、、、。もう少し力を抜いて「柔らかく」したいと思っています。でもそれがで … 続きを読む

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話の流れ

源氏物語のテーマは何か、何を書こうとしたのかなど学者・研究者・評論家は色んなことをおっしゃってます。色んな面があって共感する部分も多いのですが、それらは読み終えてから考えればいいでしょう。 ただ長く複雑な源氏物語を原文で … 続きを読む

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源氏物語の巻名

源氏物語五十四帖にはそれぞれ何とも優美な巻名がつけられています。この巻名は作者がつけたものか後世になって誰かがつけたものかも説が分かれているのですが、素人の私は「そりゃあ紫式部がつけたのさ、だって天才なんだもん」と考えて … 続きを読む

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結婚年齢について

王朝時代の結婚については先に記したが、結婚年齢はとてつもなく早い。露骨に言えば男女とも生殖可能年齢になったら結婚もよしということであったのだろうか。家系を継いでいくという観点から天皇家も貴族もできるだけ早く結婚して子を成 … 続きを読む

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貴族 官位 受領階級

平安王朝は無論のこと身分社会であり、国の支配はごく限られた人々の手にあった。この時代の官人は位階制によって序列づけられ権限・給与・生活ぶりなど厳しく差別がされていた。何たって衣服の色が違うし邸宅の広さも路頭での礼も乗り物 … 続きを読む

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賜姓源氏について

高校古文にも出てきたので源氏物語とは紫式部が書いた光源氏を主人公とする物語ということは知ってましたが、何故源氏物語というのかよく分かりませんでした。源氏・平氏と言うと源平の武家の両雄とばかり思っていたものです。 源氏物語 … 続きを読む

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後宮・女房集団

天皇の妃たち(中宮・女御・更衣)は後宮の殿舎(桐壷とか藤壷とか弘徽殿とか)に住むのですが、それぞれに4~50人からの女房がかしづきお世話していた。さながら女房軍団であり、美貌・教養にすぐれた女房を取り揃え中宮・女御をバッ … 続きを読む

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すばらしき従者たち 惟光 良清 右近 侍従

源氏物語には男女主人公のお傍に従者として脇役が登場します。これらお付きの人たちが素晴らしいのです。物語を展開させる鍵を握ることもあれば、展開させない=変わらないことの象徴であったりもします。狂言回し的なところもあるし、主 … 続きを読む

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源氏物語は官能小説か

源氏物語は官能小説か?   Yes, of course!   光源氏と数多くの女君の繰り広げる物語、性愛場面がないはずはありません。 さてどんな官能パターンが入っているか、順不同・好き嫌い不問で列挙すると;  義母、人 … 続きを読む

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源氏物語は教育書である

時に「源氏物語は教育書である」とも言われています。 源氏物語には当時の風俗習慣、遊芸、年中行事、出産~葬式までの各種儀式、社会、生活ぶりまで百科事典的に書かれており、当時の人々には勿論(更級日記の作者が代表)、後世の公家 … 続きを読む

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閑話 源氏物語と百人一首

源氏物語は紫式部が生み、藤原定家が育てたと勝手に思っています。その定家がプロデュースしたのが小倉百人一首ですからその結びつきは極めて強い。定家は源氏物語を思い浮かべながら人を選び、歌を選んだのだと思います。 ざっと関係を … 続きを読む

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国際性に富んだ源氏物語

源氏物語の冒頭桐壷の巻を読んだ時びっくりしました。いきなり白居易の長恨歌が引用されているし、高麗の人相見が登場する。「えっ、源氏物語って平安時代の純国風文化の結晶じゃないの!」って思ったものです。 平安時代はざっと紀元8 … 続きを読む

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源氏物語と宗教

宗教と言えばやはり神と仏であろう。 先ず神教。天皇の役目は祭祀を行うことだったので源氏物語には新嘗祭での五節の舞姫など年中行事がいっぱい出てきます。それと重要なのが伊勢神宮に斎宮、賀茂神社に斎院として奉仕する未婚の皇女、 … 続きを読む

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平安貴族の心の世界  陰陽道 物の怪

ある解説書で「平安時代、占いは科学であった」と言うのを読みなるほどと思ったものです。人の心を律するもの色々ありますが、それは時代によって異なる。そしてこの目に見えない心の世界が人々の行動を規制し、それが社会の規範となって … 続きを読む

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