お知らせ - 五島美術館・出光美術館

お知らせです。

先般ハッチーさんから紹介がありましたが五島美術館で源氏物語絵巻が公開されます。それと出光美術館でも現在源氏絵が多数展覧されてるようなのでご案内します。ご参考まで。

1.五島美術館
   「春の優品展 -和歌の世界-」
   この中で4月27日~5月6日に所蔵の国宝源氏物語絵巻(鈴虫一・二、夕霧、御法)四点が公開されます。
   
2.出光美術館 4月6日~5月19日
   「土佐光吉没後400年記念 源氏絵と伊勢絵 -描かれた恋物語」
   室町~江戸時代の源氏物語・伊勢物語に因む絵画
    (源氏物語が後世如何に愛されたかが分かるのではと思います)

何れもHPを見てください。面白そうですよ。

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8 Responses to お知らせ - 五島美術館・出光美術館

  1. 青玉 のコメント:

    「お知らせ」有難うございます。
    出光美術館はH・P見てるだけでも興味深いものがあります。
    五島美術館もめったに観られない展示内容。
    行きたいのは山々、どうしても日程の都合がつかなく残念です。
    5月末3日間ほど上京する機会があるのですが時期がずれます。
    皆様、ご覧になった感想是非お聞かせ下さい。
    楽しみにしています。

  2. 式部 のコメント:

    今日、出光美術館へ行ってきました。
     源氏物語の中にも伊勢物語の影響を受けたと思われるところがありますが、絵画でも、伊勢絵を発想源として源氏絵が生み出されたところなど、なるほどと感じました。
     土佐光吉の源氏物語図屏風(六曲一隻)は54帖が桐壷から順に夢の浮橋まであり、物語の中のどの場面かを考えるのは面白かったです。
     保存状態が良いものが多く楽しんで観てきました。

    • 青玉 のコメント:

      式部さん、さっそくご覧になったのですね。
      有難うございます。
      屏風で54帖というのは圧巻です。
      大きさもかなりのものですから見ごたえがありますね。
      さすが東京、催し物もスケールが違います。

    • 清々爺 のコメント:

      さすが行動派式部さん、報告ありがとうございます。
      源氏物語図屏風、楽しみです。私の名場面リストと照合しようと思っています。

      時代に応じたとらえ方がある筈で現代の画家にも是非挑戦してもらいたいもんです。。。出でよ、21世紀の土佐光吉!!

  3. ハッチー のコメント:

    清々爺へ

    本日、出光美術館へ行って来ました。式部さんのレポートにある通りで、興味深かったです。400年前ですからまだ保存状態もよく、源氏絵の展示品を見るだけでも、源氏の世界が向こうから近づいてくるような気になり、楽しめました。
    時間のある方は、是非是非鑑賞を。美術館からの皇居の眺めもなかなかでした。

    古典とはこれまで無縁だった小生なので、皆さんは驚かれるかもしれませんが、伊勢物語の存在を今回初めて知りました(おそらく国語の時間に教わったことがあるはずですが、全く記憶に残っていないが、正しいいい方かもしれませんが)。清々爺は、読んでいますか?源氏の次を考えるのは早すぎですが、古典も奥深そうですね。

    • 清々爺 のコメント:

      レポートありがとうございます。出光美術館楽しめてよかったですね。
      都心に行く機会がなくてまだ行けてません。五島美術館と併せ行くようにします。

      伊勢物語、知らない筈がない、忘れただけですよ。
       
      初段 春日野の若紫のすり衣
               しのぶのみだれかぎり知られず

      東下り から衣きつつなれにしつましあれば
               はるばるきぬるたびをしぞ思ふ

           →「かきつばた」を折り込んだ歌として有名

          名にし負はばいざこととはむ都鳥
               わが思ふ人はありやなしやと

      筒井筒の恋 筒井つつ井筒にかけしまろがたけ
                 過ぎにけらしな妹見ざるまに 

      上記は高校の教科書にも出てたと思うし受験古文では必須でしたよ。 

      私は何回か目を通してます(伊勢物語上下・講談社学術文庫)(源氏ほど深読みはしてませんが)。これは源氏より100年以上前の歌物語(和歌が中心でそれに詞書を添えた感じのもの)で物語としてはブツ切れの短編なので源氏物語とは全く違います。でも先行物語として源氏物語に部分部分に影響を与えたことは間違いありません(紫式部は熟読していたことでしょう)。

      時間があればパラパラと読んで古典の領域を拡げてください(源氏がエベレストだとすると他のは日本のアルプス級だと思うので取っ付きやすいと思いますよ)。

  4. ハッチー のコメント:

    清々爺へ

    返事ありがとうございます。

    流石、伊勢物語も何回か目を通しているのですね。すばらしい。
    引用されている歌は、都どりは、小生でも知っている和歌です。また、春日野は、出光美術館でもしかとみて来ました。そして、源氏物語の若紫はここから来たのかなと思いました。ご指摘の通り、高校の古典で伊勢物語は習ったはずですが、興味がわかず、お受験勉強に終始していたので、すっかり忘れたのでしょう。35才じゃなく(わかりますか?)66才の高校生になり、そのうち伊勢物語を読んでみます。

    • 清々爺 のコメント:

      そうです、若紫の垣間見の場面は伊勢物語一段を踏まえています(若紫p28脚注)。他にも多数ありこれから出てきます。それと何と言っても光源氏は在原業平とイメージをダブらせて作り上げられてるんでしょうから。その意味では伊勢物語は源氏物語という大河に流れ込む源流の一つということが言えるでしょう。

      35才の高校生見てませんがあることは知ってますよ。66才の高校生、いいじゃないですか。でも学ランは着ない方がいいかもね。じゃあね。

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