原文と寂聴訳を結びつけました

今読んでいる原文(小学館古典セレクション 源氏物語全16冊)の段落と瀬戸内寂聴訳源氏物語(講談社文庫 全十巻)が結びつくように考えてみました。原文段落のタイトルの下行に寂聴訳のページと書き出しを入れています。

例 原文 須磨 1.源氏、須磨に退去を決意 人々との別れ 
        〈寂聴訳巻三 p1 世の中の情勢がたいそう不穏になり、〉

原文だけを読み通すのは大変だと思います。先ずは寂聴訳で読んでみようと思われてる方もおられるでしょう。或いは時間の都合などで部分的に現代語訳で迂回していきたい方もおられるかと思います。そんな方にも道しるべになればと思いリンク付けしたものです。話の論点やポイントは勿論原文も現代語訳も同じですし、寂聴訳にも和歌は原文+現代語訳で載せられています。

須磨から始めてますが過去分にも加筆しておきました。寂聴さん訳で源氏物語を読もうかと言う方にご紹介いただければと思います。

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2 Responses to 原文と寂聴訳を結びつけました

  1. 青玉 のコメント:

    寂聴さんの現代語訳を読むときはテキストと照らし合わせながら自分で探していました。
    ページを示してくだされば一目瞭然、とても有り難いです。

    テキストの現代語訳が優れ物なので最近はほとんどテキストだけで済むようになりました。
    ただ、時々寂聴さんやリンボー先生はどのように表現されているかな~とその違いに興味がわき手にすることがあります。

    いずれにしても初心者へのご配慮、ありがとう!!
    こうなったらもう何が何でも最後までついていこうと覚悟が決まりました。

    • 清々爺 のコメント:

      ありがとうございます。

      私はいきなり今のテキスト(原文+現代語訳)と寂聴さんの文庫本を並行して読み始めましたので、現代語訳を単独で読んだことはありません。でも源氏物語は現代語訳でもスーッと読んではなかなか理解しにくく完読するのは難しいのではないでしょうか。2段にして上に現代語訳、下に注釈・論点整理・解説などを記した謂わば攻略本でもないと独りでは読めないと思います。この「道しるべ」が現代語訳(取分け寂聴さんの)で読もうとしている人にも参考に(或いは刺激に)なればと思います。

      そして青玉さんに宇治まで着いていこうと宣言していただいたこと何よりも嬉しいです。元気が湧いてきました。

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