p194 – 196
2.源氏、心から老病の乳母を見舞い、慰める
〈p157 ようやく車を門内に引き入れて、〉
①源氏の乳母(大弐の乳母=惟光の母)ここだけに出てくる。
②源氏の見舞い口上がまた上手。
寂聴さんがいつも褒めてる口べっぴん、老女殺し。
でも口から出まかせでなく本心から出た言葉であろう。そこが源氏が女性から(男性からも)好かれる理由であろう。
③高貴な人たちにおける乳母の役割は大変に重要だったのだろう。源氏は3才で母をなくし、祖母と乳母に育てられた。その祖母も6才でなくなり乳母が残るのみ。実母に長生きして欲しいと思うのと同じような感情であったのだろう。
源氏の優しい人柄を映し出す場面で大好きです。
六条への道すがらとは言え、源氏の乳母への思慕、育ててもらった感謝の素直な気持ちが表れていて気持ちいいですね。
又、惟光家族が初めは母親の未練を見苦しく感じているものの源氏と母親とのやり取りで和やかな雰囲気になるのも微笑ましくこの場面は平穏と情を感じます。
地図が手に入らないので取りあえず6巻の巻末地図を拡大コピーして書き込んでいこうと考えています。
ありがとうございます。
さすがいい所に目をつけられていますね。
源氏が大弐の乳母をお見舞いするこの場面はホームドラマのテキストじゃないでしょうか。みな、いい人ばかり。乳母はずけずけ、回りはハラハラ。でも主人公たる源氏は乳母に超~~超やさしい言葉をかける。それをきいた人たちはホットし源氏にそれほどまでに言ってもらえる母を持って誇りに思う、、、。Everybodey Happyの構図ですね。
これほどまでインパクトのある乳母を死なせるのは欲しい、、もっと活躍の場面があったのではと思います。
地図、ネットで調べましたが絶版で中古品は目茶高のようですね、不思議です。どうぞ類推してください。多分そんなに違わないと思います。
例の地図、どこかの書店で見つけたら即購入しておきます。。
有難うございます、よろしくね。
そうなんですよ、需要が多くてプレミアムがついたんでしょうか。
昨日、取りあえず最大限にコピーしてきました。
手書きで書きこんでいくのも記憶に残るかな?
今から三重へ行ってきます・・・